(2005年10月25日号記事)
国際ソロプチミスト東京―小金井
小金井工業高校Sクラブ 「技術を生かした車椅子修理ボランティア活動」
〜廃棄車椅子合計21台修理〜
10月7日、国際ソロプチミスト東京―小金井(大久保伊都子会長)は、小金井工業高校自動車部を訪れ9台の再生車椅子を受け取った。玄関前に並べられた再生車椅子は、どれもピカピカに磨かれ、生徒たちが手を油だらけにして懸命に修理したもの。同部はエコカー全国大会で毎年優勝を期待される技術を持ち、自分達の技術が地域社会の役に立つのならと、忙しい部活の合間をぬって修理をした。
再生車椅子はその日の内に、本町小、一小、東小に届けられたが、近日中には市立小学校9校全校に1台ずつ届けられる。すでに今までに市立中学校5校に12台の再生車椅子が届けられており、体験学習に利用されている。今回の9台を加え、合計21台の車椅子が小金井市の小中学校で福祉教材として役立つことになる。
国際ソロプチミスト東京―小金井は、1996年から毎年、小金井市社会福祉協議会へ車椅子を寄贈してきた。すでに50台以上になっており、壊れて廃棄されてしまう車椅子の再利用を考えるようになった。そこで、小金井工業高校に働きかけたところ、校長先生や顧問の先生方の理解を得て、自動車部が修理を引き受けてくれることになった。一昨年の6月16日に、国際ソロプチミスト東京―小金井は、小金井工業高校自動車部をSクラブ(奉仕クラブ)として認証し、「廃棄車椅子修理のボランティア活動」を支援することになった。今期で4期目になる。
この車椅子修理ボランティア活動は、一昨年11月29日、東京都高等学校工業科生徒研究成果発表大会で、「自動車部の技術を活かしたボランティア活動」と題して生徒たちによって発表され、参加18校の中で最優秀賞を受賞し、東京都教育長から表彰状が授与された。
高齢者や障害者のために寄贈した車椅子が、年月を経て青少年育成のための教材になる。このような活動が地域でしっかりと根付くことを国際ソロプチミスト東京―小金井では大いに期待し、活動している。
◎ソロプチミストとは
国際ソロプチミストは1921年に創立され、管理職・専門職に従事する女性ボランティア組織。124の国に約9万人の会員を擁し、世界各地で、経済的社会的開発、教育、環境、保健、国際親善と理解の分野、特に人権と女性の地位向上を目指して奉仕活動をしている。
UNICEF(国連児童基金)、UNIFEM(国連婦人開発基金)、WHO(世界保健機構)やその他の国連機関にも協力している。国内では内閣府男女共同参画推進連携会議(えがりて)のメンバーでもある。
◎Sクラブ(奉仕クラブ)とは
SはSERVICE(奉仕)のSで、ソロプチミストの支援により、中学校、高等学校でボランティア活動をするクラブの呼称。会員である生徒たちが、学校と協力しながら、高い水準と理想を持った学校を作り、地域社会を良くするためのボランティア活動に取り組む。活動を通じて、将来のリーダーとしての能力を高め、友情を培い、目標達成の喜びを分かち合う。ソロプチミストは、青少年のボランティア活動を支援することも活動の大きな目標のひとつに掲げている。
国際ソロプチミスト東京ー小金井は、小金井市内4校に「Sクラブ」を認証している。
☆東京都立小金井工業高等学校 Sクラブ
☆小金井市立緑中学校 Sクラブ
☆小金井市立小金井第二中学校 Sクラブ
☆国際基督教大学高等学校 Sクラブ (認証順)