(2005年5月25日号記事)
都議選は有力新人4氏が激突の公算
自民=国崎氏、民主=西岡氏、共産=岩永氏、無党派=安保氏
藤川氏、後継指名せず? 稲葉市長は国崎氏を推薦
国政選挙に準ずる注目を集める東京都議会議員選挙は、6月24日に告示され、7月3日に投票が行なわれる。
小金井市選挙区(定数1)では、過去3回連続で当選した藤川隆則氏が勇退を表明し、有力新人4氏の争いになる公算。
自民・国崎氏
自民党は、鳩山邦夫代議士の秘書・国崎慎也氏(くにさき・しんや/47)を小金井支部として推薦した。国崎氏は、稲葉市長の推薦を取り付け、すでに鳩山代議士、稲葉市長と3連ポスターを掲示している。国政で連立与党を組む公明党も支援すると見られる。市議選で復調した自民党が、16年ぶりの議席回復をめざし総力を結集する。
民主・西岡氏
民主党は、今年に入って入党した前市議会議員の西岡真一郎氏(にしおか・しんいちろう/36)を公認した。西岡氏は、菅直人代議士と2連ポスターを掲示している。武蔵小金井駅南口再開発計画の推進を訴えている。昨年の市長選では稲葉市長の選対事務局長を務めた。反稲葉色の強い民主党支持層をどのように取り込むかが鍵と見られる。
共産・岩永氏
共産党は、前回も立候補した岩永徹氏(いわなが・とおる/30)を公認した。共産党の志位和夫委員長との2連ポスターを掲示している。大開発優先の都政から、暮らし・福祉を優先する都政に転換をと訴えている。自民・公明・民主が海外視察を行なったり、政務調査費の領収証公開条例に反対していることを厳しく批判している。
無党派・安保氏
政党系以外では、無党派の安保鈴子氏(あぼ・れいこ/30)が、出馬を表明した。市民との協働で政策(マニフェスト)を作成するとし、政治団体「市民マニフェスト・こがねい」を立ち上げた。武蔵小金井駅南口再開発の見直し・子育て支援の充実・官僚や議員の特権排除を訴えている。昨年の市長選で惜敗した柴崎健一氏が推薦を決めた。
藤川氏の去就は
注目されるのは、3期連続で定数1の激戦を制し、このたび引退を表明した現職・藤川隆則都議会議員の去就。藤川氏は、現段階で後継候補を指名していない。
藤川氏は、自民党市議を3期務めた後、93年の都議選に日本新党公認で初当選。日本新党解党後は無所属となり、97年の低投票率選挙では、共産党を僅差で振り切り再選。また前回01年の小泉ブーム選挙では、石原慎太郎都知事の推薦を得て、自民党を僅差で振り切って三選を果たした。自民党圧勝の中、小金井市選挙区は全都で唯一の自民党空白区となり注目された。
藤川氏は、稲葉市長に対し、一貫して対立候補を擁立。99年には菅直代議士秘書の久保田俊二氏、03年には都市プランナーの土肥英生氏、昨年は小沢一郎政治塾3期生で会社代表取締役の柴崎健一氏を応援している。
武蔵小金井駅南口再開発計画に関しては、現計画に批判的態度をとっている。
保守層から市民派層まで幅広い支持層を持つ藤川氏の動向が、今回選挙の行方に大きな影響を与えそうだ。